こんにちは、旅ブロガーのeriです。
せっかくエジプトに行くなら、ある程度エジプトのことをわかったうえで旅行に行きたいですよね。

でも、エジプトの歴史ってなんだか複雑で難しそう…
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。(私もそうでした!)
そこで今回は、楽しみながらエジプトについて学べる本5選をご紹介します。
高校の世界史なんて目も当てられない点数を取っており(カタカナ苦手)、これらの本を読むまで「エジプト?ようわからん」と見向きもしなかった私ですが!
そんな私でも楽しく、というか、え!めちゃくちゃエジプトって面白いやん!って思えた本ばかりなので、ぜひぜひ歴史が苦手な方も騙されたと思って、読んでいただければ嬉しいです。
エジプトの知識を深められる本
エジプトの本を手に取ってみたけど、文字がぎっしり&専門的すぎて読む前から戦意喪失…。
エジプトに関する本ってたくさんありますが、ありすぎて逆にどれが良いのかわからなくなりますよね^^;
そんなあなたに、歴史が大の苦手な私でも興味深く読めた本を3つご紹介します!
古代エジプトの教科書/河江肖剰(かわえゆきのり) 監修
全編カラーで、写真やイラストがふんだんに使われており、古代エジプト入門書としてイチオシ。
ピラミッドやスフィンクス、ツタンカーメンの黄金マスクから、ルクソール神殿やアブシンベル神殿までわかりやすく解説してあるので、エジプトに行く前にぜひとも読んでおきたい本です!
個人的に興味深かったのは、古代エジプト人の暮らし。衣食住にまつわることから職業・娯楽まで、古代エジプト人の暮らしが想像できて面白かったです。
エジプトの壁画や像の写真も満載なので、実物を見たときの感動も倍増するはず!
2023年に発行された本なので、情報もかなり新しいですよ^^
- 古代エジプトの全体像を掴みたい人
- エジプト考古学博物館や遺跡巡りをしようと考えている人
古代エジプトうんちく図鑑/芝崎みゆき 著
なんと全編、著者の手描きイラスト&手書き文字で書かれています(イラストだけならまだしも、文字まで全部手書きなのは驚き!)
ページをパラパラしただけでも情報量が多すぎて最初はどうかな…と思いましたが、マンガ調なので楽しみながら読むことができました。
世界の始まりから神々の紹介、エジプト遺跡の発掘に携わった人達の紹介(ハワード・カーターetc)、ファラオとその歴史、そしてスフィンクスのことまで、内容がとにかく濃いのでじっくり読むタイプの本です。
そして情報がとにかくマニアック!(タイトルに「うんちく」とだけあるのも頷ける)
人物や神様の紹介では、面白エピソードなども盛り込まれており、なんだか偉人や神々に親近感まで湧いてきちゃいます。
また筆者の旅行記もあるのですが、それが特におもしろすぎて一人噴き出しながら読みました(笑)
図鑑と称しているだけあって、興味のある部分や目に留まった部分から読んでOK!
じっくり古代エジプトへの知識やうんちくを深めたい方にとてもオススメです!
- 細かい文字(手書き)に抵抗がない人
- 古代エジプトに関する知識・うんちくを深めたい人
河江肖剰の最新ピラミッド入門/河江肖剰 著
世界ふしぎ発見!でおなじみの考古学者のピラミッド入門書です。
入門書とあるので、ピラミッドのことを広く浅く知りたい方に向けられた本ですね。
ピラミッドの5W1H(ピラミッドとは何か・いつ・どこに・だれが・なぜ・どのように建てられたか)がわかりやすく解説されています。図や写真が多いので、ピラミッド初心者にもわかりやすかったです!(文字も比較的大きめ)
さらに「世界ふしぎ発見!」で果たしたピラミッド登頂(2015年)の裏話や、著者がどのように考古学者になったのかなども書かれており、著者のピラミッドに対する情熱をひしひしと感じました。
ただ一点、こちらは2016年に出版されたものなので、やや情報が古い部分もあるかもしれません。
最後に考古学を目指す人へ向けたQ&Aもあるので、少しでも考古学に興味のある人も必見ですね!
- ピラミッドの基本が知りたい人
- 考古学に興味のある人
エジプトが舞台の小説
エジプトの解説本ってやっぱり難しそう!手が出ない!そんなあなたや、まずは物語などで古代エジプトの雰囲気をつかみたい!そんなあなたに、エジプトが舞台の小説を2つご紹介します。
普通におもしろいので、エジプトから帰ってきた人や別にエジプト行かないって方にもホントおすすめです!
ファラオの密室/白川尚史 著
「このミステリーがすごい!」大賞を受賞したミステリー小説で、面白過ぎて、あっという間に読んでしまった本です。
古代エジプトが舞台で、主人公がピラミッドの崩落事故に巻き込まれ、死んでミイラになるところから始まります。しかし、冥界で天国か地獄の裁きを受けるところで心臓に欠けがあることが判明。地上に戻り、3日以内にその欠けた部分を見つけなければ、天国にも地獄にも行けなくなると言い渡されてしまいます。
主人公が崩落事故の捜査を進めていくと、棺に納められていたはずの王のミイラが消失したという不可解な事件にも直面。この2つの真相を3日以内に暴き、無事に欠けた心臓を見つけることができるのか!?という話です。
古代エジプトの話なのに全く難しくなく、ページを繰る手が止まらなかった。しかも、この本を読んでいくうちに自然と古代エジプトの死生観とか神様のこととかがわかるんですよね。
最後には衝撃の事実が明らかになり(!)、スッキリした終わり方で爽快なミステリーでした!
文句なしにオススメできる一冊です。めちゃくちゃ読みやすいので、古代エジプトに抵抗がある方はまずこの本から読んでみてください!
- 予想外の結末や本格ミステリーが好きな人
- とにかく楽しみながら古代エジプトのことが知りたい人
夢を旅した少年 アルケミスト/パウロ・コエーリョ 著
主人公は、旅をすることが好きなサンチャゴという羊飼いの少年。
あるとき「エジプトのピラミッドに隠された宝物がある」という夢を2度も見たことで、宝物を探しにピラミッドまで旅することに。
旅に出る前、少年のことを何もかも見通す不思議な老人と出会います。その老人が言った言葉が、少年を旅の間何度も支えることに。
「おまえが何か望めば、宇宙のすべてが協力して、それを実現するように助けてくれるよ」
アルケミスト/パウロ・コエーリョ著
旅の途中、少年は色々な困難に直面しますが、決して最後まであきらめない姿勢は胸を打たれるものがあります。
普通の物語小説かと思いきや、「自分の使命とは何なのか」「夢を叶えるために重要なこと」など人生において大切なことを教えてくれる哲学的な小説でした。
「マクトゥーブ」という言葉がちょくちょく出てきます。アラビア語で「それは書かれている」という意味なのですが、一体どういう意味なのか、ぜひ本編を読んでみてください。
- 叶えたい夢がある人
- 自分の人生や夢を諦めた、または諦めようとしている人
- 一歩踏み出す勇気が欲しい人
上に挙げた人以外にも、全ての人に読んでいただきたい、読んで損はしない本だと思います!
漫画版もあるみたいです!
まとめ
歴史の本なので、全部読んでみると「あの本に書いてあることがこの本にも書いてある!」という風に徐々に古代エジプトに関する理解を深めていくことができました!
もともと歴史が苦手な私でも楽しんで読むことができたので、ぜひ読んでみたいと思った本から手にとってみてくださいね^^
今の私なら、高校の世界史(エジプト部分のみ)ももうちょい良い点とれる気がするんだけどなぁ…!笑